バイオ検出チップ」一滴の血液で心筋梗塞のリスクを測る
2017-08-01

一滴の血液で心筋梗塞のリスクがわかる!馬偕病院は研究開発した「バイオ検出チップ」、心筋梗塞の検測道具としているハイエンドチップはすでに臨床実験段階に入っていた。将来胸焼けの患者はただ指先の一滴の血液をチップに入れれば、即ち心筋梗塞のリスクが判断でき、さらにクラウドサービスを経由で、すぐ病院へ行くメッセージを患者に伝える。あるいは一般診査のフォローでも役に立つ。

 

この「バイオ検出チップ」という技術は馬偕病院、台北科技大学、台湾カーボンナノテック会社の協力で行い、現在はおよそ400~1000名の患者データを収集する予定。臨床実験プロジェクトリーダーの馬偕病院副院長の張文瀚氏によると、第一ステープは思った通りの良い結果が出て、最速12か15分間でリスクが測定できるという。

 

台湾では心疾患による死亡は十大死因の第二位となっている。その内、心筋梗塞でなくなった患者も少なくない。張文瀚氏によると、心筋梗塞の患者の約半数は、発症一ヶ月前に胸焼け、胸の痛みあるいは狭心症の前兆を感じていた。過去20年の緊急治療室での経験で、多くの患者はこれらの前兆への不注意で、治療のタイミングを見逃してしまったという。

 

心臓の動脈が詰まると、心筋が壊死に陥った心筋逸脱酵素が放出され。四年間かかって開発されたこのチップは、心筋酵素の濃度でリスクが推測できる。

ただ妊娠検査薬のような大きさのチップを使えば、血糖値を測るように、指先の血液を採取するだけで、十何分後に、携帯かパソコンのクラウドサービスを通せば、測定の結果が出せる。早ければ、この一年の内に市場に出す予定と張文瀚氏が語った。

 

データによると、心筋酵素の濃度データにも処置アドバイスも提供する。例えばすぐ病院へ行くべきか、病院で観察必要があるかなど、患者に即時の個人医療情報を提供し、余計な医療費もいらなくなる。

 現在このチップを使う検測率が約9割がある。しかし正直に言うと、全てリスクがないわけでもない、なぜかと言うと、およそ1割の患者が心臓の方もう助けてと言う警報が鳴いても、心筋酵素の濃度が必ずしも上がるわけでもない。しかしかつて心筋梗塞の病状患者、血圧、血糖値、脂質の高い、若しくは病状がひどい患者が自分で測定するではなく、直ちに病院へ診査を受けるべきと張文瀚氏が語った。

 

汐止國泰総合病院心臓内科主治医黄友君氏によると、心筋酵素は患者が病院に運ばれてから、心筋梗塞を診断する重要な指標であり、高危険度群に対し、在宅テストの提供は、早期発見に役に立つ。みんなに呼びかけるが、心筋梗塞の典型病状は、胸焼け、冷や汗が出る、休んでも治らないなどの状況が発生する時、どうか心掛けてください。

 

(中國時報)

2016年05月19日 04:10 廖珮妤/台北報導

來源出處:中時電子報

http://www.chinatimes.com/newspapers/20160519000788-260113